令和6年異業種交流会開催報告
令和6年2月7日に東京高専ラーニングエリアで開催しました。参加者は34名とコロナ前の同会の水準に回復しました。会長あいさつにひきつづき東京高専谷合校長先生からもご挨拶を頂いた後、3社からそれぞれの業務の紹介と特徴のある技術について紹介がありました。それぞれのご発表に対して活発な質疑討論もあり、有意義な異業種交流会となりました。ご講演の様子です。
その後の懇親会も、会員同士の良い交流をはかることができました。来年度も同様の企画を計画しますので、皆様ふるってご参加ください。
スケジュール | ||||
日時: | 令和6年2月7日(水) 14:30~17:00(開場14:00) | |||
場所: | 東京工業高等専門学校 東京都八王子市椚田町1220-2 東京高専第8棟1階ラーニングエリア ※Microsoft Teamsによるリモート視聴も可能です。 |
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申し込み方法 | 下記の申し込み用紙をダウンロードし、必要事項を記入してからメールまたはFAXにて送付してください。 | |||
定員 | 50名 | |||
第1部 | ||
講演者 | 講演概要 | |
ワッティー株式会社 熱システム事業部 相模原事業所 技術研究所 所長 黒田 高廣 氏 開発二部 部長 西島 大助 氏 |
演題「Hi-WattyとALD成膜の紹介」 自動車の基本は走る、曲がる、止まると言われますが、熱(システム)の基本は、加熱する、測る、制御するです。いずれが欠けても良いシステムにはなりません。 「熱に関するトータルソリューション」を掲げて展開する熱システム事業の中から、今回は以下の2つを紹介します。 ①セラミックヒータHi-Watty 高融点金属と高熱伝導性セラミックを組合せ、超高速昇降温が可能なヒータ「Hi-Watty」を開発、事業化しました。5秒で600℃到達という高速性を活用し、主に半導体製造工程で使用されているHi-Wattyについて紹介します。 ②ALD事業 ALDは、原子層堆積法(atomic layer deposition)の略語です。プロセスは1970年代に開発されましたが、微細な構造体にもナノレベルで平坦かつ緻密な膜を形成出来る事から、近年、非常に注目を浴びている成膜手法です。熱に関するノウハウの結集が必要なALD技術を活かし、弊社がどの様な事業を行っているのか紹介します。 |
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第2部 | ||
講演者 | 講演概要 | |
永光電機株式会社 代表取締役社長 小金澤 奈未 氏 取締役 宮野 善元 氏 |
演題「ものづくり商社としての省力化・省人化システム提案の取り組み」 近年、人手不足や作業者の高齢化、SDGsの取り組みとしてお客様の生産現場における省力化・省人化に関するご相談が増えております。 そこで、弊社では従来の画像処理検査装置に加え、AI活用やAGV・ロボットその他システム提案の取り組みに注力しております。 この度の講演では、国内の主力制御部品メーカーの代理店として培ってきた製品知識やノウハウの経験を活かした「ものづくり商社」である弊社ならではの上記取り組みについて展示会や納入事例を参照しながらご紹介させて頂きます。 |
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第3部 | ||
講演者 | 講演概要 | |
ルネサスエレクトロニクス(株) 生産本部 生産統括部・デバイス開発統括部(兼務) シニアプリンシパルスペシャリスト 大西 和博 氏 |
演題「半導体業界を取り巻くメガトレンドとルネサスの技術戦略」 半導体が使用される世界では、自動車産業におけるPACE(Personalized, Autonomous, Connected, Electric)やIoT産業におけるDX(Digital Transformation)に代表されるパラダイムシフトが進行中です。 これら自動車産業やIoT産業の分野で多く採用いただく我々の製品では、従来の高い品質要求に加え、これらメガトレンドから派生する数多の新機能や要件を満たす必要があります。 今回、当社の技術戦略をご紹介し、加えてAI技術を駆使した品質改善の取り組みや車載品質を実現するパッケージ技術などを例としてご紹介します。 |
※本件に関するご要望やご意見は下記の技術懇談会事務局までお願いします。
メール:info@gizyutsucon.com